【バレンタインの起源】神の食べ物「カカオ」に秘められた、美と絆のサイエンス。

こんにちは、美容薬剤師 佑(タスク)です。
もうすぐ、2月14日:バレンタインデーですね!
皆さんは、〝ドキドキ〟していますか?それとも、〝ワクワク〟??(笑)
…私はどっちもです!!(※断言しますが、私はモテるんです!!!!←ツヨガリ)
ところで、皆さんは、もうチョコレートを買いましたか?
もし、まだ買っていないようでしたら、良かったです。
なぜなら、この投稿を読んだら、あなたはきっと買いたくなるからです!
(私はいつでもウェルカムですよ!!笑)
ぜひ、最後までお読みください。
バレンタインデーの歴史
実は、バレンタインデーにチョコレートを贈る文化は、1958年にパリから日本に輸入されて、1970年頃に定着した文化となります【1】。
その起源は、古代ローマ時代に遡ります。
ローマ時代、キリスト教の司祭聖バレンタインが、当時の皇帝によって結婚を禁じられていた兵士たちのために、秘密で結婚式を執り行っていました。
しかし、それが皇帝の怒りに触れ、『2月14日』に処刑されてしまいます。
バレンタインデーは、そんな聖バレンタインの死を悼(いた)む宗教的な行事だったのです。
しかし、月日が流れ、聖バレンタインを悼む日と、ローマ神話に登場する女性の生活と結婚の守護神・女神ユーノー【2】の祝日が混ざりあって、14世紀頃にバレンタインデーが「大切な人にプレゼントを贈る日」になったのです。
…という、結構古い歴史があります。
ちなみに、「バレンタイン」=「チョコレート」と思っているのは、日本人だけで、他国では、手紙やカード、赤いバラの花束など、好きなものをプレゼントします(男性から女性へ)。
なので、バレンタインデーにチョコレートを贈るのは、一種の日本文化でもあります。
美容薬剤師が見る「カカオ」エビデンス
近年では、チョコレートの原材料である、「カカオ」に対する研究や論文が増えてきて、健康上のメリットが科学的に証明されてきました。
例えば…
・高血圧の予防【3】:
カカオポリフェノールには、血中の一酸化窒素濃度を高めることが確認されています。一酸化窒素は血管拡張作用があり、血管壁を弛緩させ、高血圧の予防に役立ちます。
・心疾患のリスク軽減【4,5】:
カカオに含まれるステアリン酸は飽和脂肪酸でありながら、コレステロール値の上昇を抑え、動脈の炎症に関連する心臓発作や動脈硬化のリスクを軽減します。
・美肌/エイジングケア効果(抗酸化作用)【6,7,8】:
ポリフェノールには抗酸化作用があり、老化の大敵である「活性酸素(フリーラジカル)」による炎症や酸化ダメージから脳神経系や心血管系を保護します。また、紫外線による肌へのダメージを軽減し、アンチエイジング効果も期待できます。
・美腸効果【3】:
ポリフェノールや食物繊維、カカオプロテインが大腸まで届き、常在菌のエサに。腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
…と、「科学的根拠(エビデンス)」はありますが、「体に良い=いくら食べてもいい」ではありません(笑)。
質の良いものを、適量楽しむのが賢い選択です。
カカオの本質:神様から授かった「絆の証」

カカオの歴史はさらに古く、アステカ・マヤ文明では「ケツァルコアトル」という羽毛の生えた蛇の神様が天界から持ち降ろした〝神の食べ物〟とされていました。
このケツァルコアトルは、実は「人との絆を深めてくれる神様」なのです。
当時(3,000〜4,000年前)は、カカオは土地と交換できるほど、とても高価なものでした。
貴重なものなので、結婚式のときだけ、新郎新婦がカカオを溶かした飲み物、「ショコラトル」を飲むという風習がありました。
「ショコラトル」は、カカオ豆をすりつぶし、水やとうもろこし粉、唐辛子、スパイスなどを混ぜた飲み物で、これがチョコレートの始まりです。
なぜ結婚式で飲んでいたか?
それは、カカオが〝天然の媚薬〟として、ケツァルコアトルの助けを借りて、エネルギーを高め、夫婦の絆を深めると信じられていたからです【9】。
つまり、エネルギーレベルでの交流を象徴する〝証〟だったとも言えます。
バレンタイン、それは「エネルギーを循環させる日」
さて、ここまでお読みいただいた、皆さん。
ぜひ、バレンタインデーに、チョコレートを贈ってみませんか?
パートナーの有無にかかわらず、誰か一人にでも、あるいは自分自身にでも良いです。
その時にぜひやってみてほしいのが、「贈る相手が元気になり、笑顔になっているところをイメージする」こと。
想いはエネルギーです。
イメージすることで、その「良いエネルギー」は確実に相手に届きます。
距離も、性格が違う、価値観が違うとか、そんなことは関係なく、確実に相手に伝わり、エネルギーが良い循環をしだすのです。
もちろん、自分で食べてみて、「あぁ、幸せだなぁ…」と心を満たすのも、最高にGoodです!
神様が授けてくれたカカオの力を借りて、あなたの周りに温かい絆が広がりますように。
それでは、素敵なバレンタインを!
美容薬剤師 佑(タスク)
【参考】
1.なぜ日本のバレンタインは女性からチョコを贈るの? – All About 暮らし
2.ユーノー – Wikipedia
3.18 Amazing Benefits of Chocolate – Organic facts
4.Chocolate consumption and cardiometabolic disorders: systematic review and meta-analysis – BMJ 2011; 343
5.Effects of stearic acid on plasma lipid and lipoproteins in humans – Lipids. 2005 Dec;40(12):1201-5.
6.The neuroprotective effects of cocoa flavanol and its influence on cognitive performance – Br J Clin Pharmacol. 2013 Feb 5;75(3):716–727.
7.Long-term ingestion of high flavanol cocoa provides photoprotection against UV-induced erythema and improves skin condition in women – J Nutr. 2006 Jun;136(6):1565-9.
8.Recovery of Indicators of Mitochondrial Biogenesis, Oxidative Stress, and Aging With (-)-Epicatechin in Senile Mice – J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2015 Nov;70(11):1370-8.
9.Chocolate and women’s sexual health: An intriguing correlation – J Sex Med. 2006 May;3(3):476-82.
