「肌は腸からつくられる」って、本当?──腸と肌の関係を、美容薬剤師の視点で

こんにちは、美容薬剤師 佑(タスク)です。
いつも、おうち美容.com をご覧いただき、ありがとうございます。
「丁寧にスキンケアをしているのに、肌の調子がいまひとつ読めない」。そんなふうに感じたとき、私たちはつい、肌の表面のことばかり考えてしまいます。
でも、肌のコンディションを左右する要素は、表面だけにあるとは限りません。今日は、近年よく語られるようになった「腸と肌の関係」について、美容薬剤師の視点でお話ししてみます。
特定の商品をおすすめする記事ではありません。「内側にも目を向けてみる」という、ひとつの考え方として読んでいただければうれしいです。
「腸」と「肌」の関係が、注目されている
ここ数年、美容や健康の分野で「腸肌相関(Gut-Skin Axis)」という言葉を見かけるようになりました。腸の状態と肌の状態には関連があるのではないか、という考え方です。
研究では、腸内環境のバランスが崩れると、その影響が巡り巡って皮膚のコンディションにも関わってくる可能性が指摘されています【1】。まだ解明の途上にある分野ですが、「肌のことを考えるなら、身体の内側にも目を向ける価値がある」という見方は、少しずつ広がっています。
スキンケアという言葉から、私たちは「肌に塗るもの」をまず思い浮かべます。けれど、毎日の食事や生活リズムといった「内側」の要素も、肌と無関係ではない。そう考えると、美容の幅は少し広がるように思います。
身体のリズムは、年齢とともに変わっていく
20代の頃には気にならなかったことが、年齢を重ねるなかで少しずつ変わっていく──多くの方が感じることだと思います。
女性ホルモンの変化、自律神経のゆらぎ、生活習慣や運動量の変化。こうした要素が重なって、身体全体のリズムは少しずつ移り変わっていきます。それは、何かが悪いということではなく、自然な変化です。
大切なのは、変化を責めることではなく、「いまの自分のリズムに合ったケアを考えてみる」という発想なのだと思います。完璧を目指すのではなく、無理のない範囲で。
栄養素としての「マグネシウム」のこと
身体の内側を考えるうえで、栄養素のひとつとして知っておきたいのが、マグネシウムです。
マグネシウムは、骨や歯の形成に必要で、多くの体内酵素のはたらきとエネルギー産生を助ける栄養素とされています【厚生労働省「日本人の食事摂取基準」】。私たちの身体のさまざまなプロセスに関わる、いわば裏方のミネラルです。
現代の食生活では、マグネシウムは不足しがちな栄養素のひとつだとも言われます。だからこそ、毎日の食事のなかで意識してみる価値のある栄養素だと、私は考えています。
なお、便秘薬などに使われる「酸化マグネシウム」と、食事から摂る「栄養としてのマグネシウム」は、目的の異なるものです。前者はお薬であり、症状が続く場合は自己判断ではなく、医師・薬剤師にご相談ください。
今日からできる、ささやかな習慣
腸と肌のことを考えるとき、特別なことをする必要はありません。昨日より「ちょっとマシ」を、無理なく続けるくらいで十分だと思っています。たとえば、こんな習慣から。
朝、コップ1杯の白湯を飲んでみる。胃腸がおだやかに目覚めるきっかけになります。食物繊維と発酵食品を、食事に少し意識して取り入れてみる。わかめのお味噌汁などは、続けやすいメニューのひとつです。そして、毎朝決まった時間に少しトイレに座る習慣をつくる。身体にリズムを覚えてもらう、ささやかな工夫です。
どれも、完璧にやろうとしなくて大丈夫。「できる日に、できるぶんだけ」で、十分に意味があります。
おわりに
肌のことを考えるとき、表面のケアと同じくらい、身体の内側にもそっと目を向けてみる。それだけで、美容との付き合い方は少し変わるかもしれません。
おうち美容.com が大切にしているのは、「完璧」より、「ちょっとマシ」を。今日のささやかな一歩が、明日のあなたの毎日を、少し軽やかにしてくれますように。
ー 美容薬剤師 佑(タスク)
おうち美容.com では、内側からのケアのひとつとして、栄養機能食品『PharMg+(ファルマグプラス)』をご用意しています。完全天然のイオン化マグネシウムを、いつもの飲み物に数滴。ご興味のある方は、商品ページをご覧ください。
【免責事項】
※一般的な情報提供を目的としており、特定の効果を保証するものでも、医療行為に代わるものでもありません。
※便通や肌の状態でお悩みが続く場合、また腎機能に不安のある方、妊娠中・授乳中の方、お薬を服用中の方は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
【参考文献】
- Salem I, et al. “The Gut Microbiome as a Major Regulator of the Gut-Skin Axis.” Frontiers in Microbiology, 2018; 9:1459.
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」

