メイクをしていない日、クレンジングは必要?【美容薬剤師が解説】

「完璧」より、「ちょっとマシ」を。− こんにちは。美容薬剤師 佑(タスク)です。
家にいた日、休みの日。メイクをしなかった日の夜に、こう思ったことはありませんか。
「今日は、クレンジングしなくていいかな」
調べてみると、答えがばらばらです。
「メイクをしていないなら要らない」という人もいれば、「日焼け止めを塗ったなら要る」という人もいる。どちらも、そう言われればそんな気がします。
答えは、その日、顔に何がついていたかで決まります。メイクをしたかどうかではありません。
順番にお話しします。
クレンジングと洗顔は、落とすものが違う
まず、ここから。
顔についた汚れには、2つの種類があります。水に溶けるものと、油(脂)に溶けるものです。
汗、ほこり、古い角質は、「水」に溶けます。だから、洗顔で落ちます。でも、メイク、日焼け止め、皮脂は「油」です。
油と水は混ざりません。だから、洗顔だけでは落としきれない。
そこで使うのが、クレンジングです。
クレンジングというと「メイクを落とすもの」と思われがちですが、正しくは 「油を落とすもの」。ここが分かると、あとの話がすっきりします。
メイクをしていない日も、顔には何かついている
では、メイクをしなかった日、顔には何がついているでしょうか。
日焼け止め
もし「日焼け止め」を使っているとしたら、いちばん影響が大きいのは、これです。
日焼け止めは、汗をかいても水に濡れても落ちないように作られています。流れてしまっては、意味がないからです。「ウォータープルーフ」と書いてあるものは、特にそうです。
洗顔料で落ちるかどうかは、製品によります。パッケージに「石けんで落とせる」「洗顔料で落とせる」と書いてあれば、そのとおり。書いていなければ、クレンジングを使ったほうが安心です。
そして日焼け止めは、忘れやすいものでもあります。メイクではないので、「今日は何もしていない」と思ってしまう。でも顔の上には、しっかり残っています。
皮脂
メイクをしていなくても、皮脂は一日中出ています。
そして皮脂は、時間が経つと空気に触れて酸化します。揚げ物に使った油を置いておくと、色やにおいが変わりますよね。あれと同じことが、顔の上でも起きています。
酸化した皮脂は、出たてのものとは性質が変わります。夕方になるとべたつきやにおいが気になるのは、これが理由のひとつです。
外の汚れ
出かけた日なら、ほこりや排気ガス、季節によっては花粉も顔についています。
ここが大事なところです。こうした汚れは、皮脂にくっついて顔に残ります。 皮脂が、接着剤のような役目をしてしまうんです。
だから、水で流しただけでは落ちません。汚れそのものより、それをくっつけている皮脂を落とすことが大切になります。
洗顔だけでいい日、クレンジングも使う日
まとめると、こうなります。
クレンジングも使ったほうがいい日
- 日焼け止めを塗った日
- 外に出て、長く過ごした日
- 皮脂がたくさん出たなと感じた日
洗顔だけでいい日
- 一日家にいて、日焼け止めも塗らなかった日
- 肌が乾いている、調子が良くないと感じる日
家にいても日焼け止めを塗る方は、けっこう多いと思います。窓から入る光が気になる方もいますよね。
その場合は、メイクをしていなくても「クレンジング」の出番です。
落としすぎると、乾きます
ここまで「落とす」話をしてきましたが、逆もあります。
落としすぎると、今度は乾きます。
皮脂は、多すぎればべたつきます。でも、まったくないと肌は乾きます。うるおいを守る役目があるからです。
だから、乾きが気になる日、肌の調子が良くない日は、クレンジングを休んでいいと思います。毎日必ず、ではありません。
いちばん大切なのは「こすらないこと」
落とし方の話で、私がいちばんお伝えしたいのはここです。
クレンジングを使うかどうかより、「こすらないこと」、つまり、摩擦レスのほうが大切です。
メイクを落とそうとして力を入れる。二度洗いで二度こする。タオルでごしごし拭く。これは、クレンジングを1回使うよりも、肌にこたえます。
やさしく広げて、ぬるま湯で流して、押さえるように拭く。この3つさえ守れば、クレンジングを毎日使っても、そんなに心配は要りません。
Dr.PHARMACYの『Moist Veil Cleansing』は、この「こすらない」を前提に作りました。ハチミツ発酵液とエクトインを入れて、洗ったあとのつっぱりに配慮しています。
メイクをしていない日にも、使っていただける一本です。
- Moist Veil Cleansing(商品ページ) … 150g・6,930円(税込)
(※使い方は、クレンジングと洗顔の使い方ガイドにまとめています。)
その日の肌に、合わせて
「毎日クレンジングしたほうがいいですか」と聞かれても、ひとつの答えはありません。
日焼け止めを塗った日は落とす。何もしなかった日は洗顔だけ。乾いている日は休む。その日ごとに決めていいと思います。
決まりを守ることより、今日の肌を見ること。そのほうが、ずっと確かです。
よくある質問|メイクをしない日のクレンジングについて
Q1. 日焼け止めは、洗顔料だけで落ちますか?
製品によります。パッケージに「石けんで落とせる」「洗顔料で落とせる」と書いてあれば、そのとおりです。書いていない場合や、ウォータープルーフのものは、クレンジングを使ったほうが安心です。
Q2. 毎日クレンジングを使うと、肌に負担ですか?
こすらずに使えば、そんなに心配は要りません。負担になるのは、力を入れてこすることや、熱いお湯で流すことのほうです。ただ、乾きが気になる日や肌の調子が良くない日は、休んでも大丈夫です。
Q3. クレンジングのあと、洗顔料も使いますか?
製品によります。「W洗顔不要」と書いていなければ、クレンジングのあとに洗顔料を使うのが基本です。お使いの製品の表示をご確認ください。
Q4. 洗ったあと、つっぱるのはなぜですか?
お湯が熱いのかもしれません。熱いお湯は、必要なうるおいまで流してしまいます。ぬるま湯にしてみてください。それでも気になるときは、洗ったあとのケアを早めにどうぞ。
※本記事は、スキンケアに関する一般的な情報です。特定の効果・効能を保証するものではありません。
※お肌に異常が生じた際は、ご使用を中止し、皮膚科専門医等にご相談ください。

